hifive Student Challengeが行われました!
6月14日(土)、いわゆるhtmldayに朝日新聞メディアラボ×hifiveによる学生向けプログラミングイベントhifive Student Challengeが開催されました。HTML5 Japan Cupへの応募も狙ったHTML5アプリケーション作成ハッカソンです。

今回はその模様をお届けします。なお当日はリアルタイムにFacebookページにてハッカソンの模様を配信していました。
午前中はアイディアソン
午前10時から開催されたhifive Student Challengeはまず、学生同士の自己紹介にはじまりました。その後はすぐにアイディア出しです。まずは個人個人でアイディアを考えます。既に来る時点からアイディアを考えてきたという強者もいらっしゃいました。

今回のお題としては以下があります。
- 朝日新聞社提供のニュース記事を活かす
- hifiveを使ったWebアプリケーションを作る
hifiveについては開発時に用いるものなので、アイディア出しとしては朝日新聞社提供のニュース記事がキーになってきます。特にHTML5 Japan Cupにおいて朝日新聞社のテーマは ニュース記事を活かした、20代、30代向けモバイルゲーム となっていますので、ゲームを活かしていかに面白い見せ方ができるかがアイディアの基礎になってきます。
アイディア発表

一人3つくらいのアイディアが出てきたところで、次にそれを別な視点からとらえていきます。全く違う要素を加えてみたり、ミニマムな視点でとらえる、大きくする、時間的な要素を加えると言った具合です。そうすることでアイディアのタネにもっと新しい面白さを加えられるようになります。
それが終わったところでチームに分かれてアイディアの発表です。個人個人で思い思いに作ってもいいですが、やはりハッカソンの楽しみはチーム戦です。とはいえはじめて会った人同士で上手にアイディアをミックスできない点はhifiveのSEがフォローし、今日一日という制限された中でいかにアイディアを実現させるかを話し合っていきました。
午後から開発

そして午後から実際に開発に入っていきます。各自のPCには既にhifiveの開発環境が整っており、Eclipseを使ってTomcatを実行し、ローカルでhifiveを使った開発ができるようになっています。さらにGitでチーム内でリポジトリを共有できるようになっています。
今回は限られた時間の中で開発を進めるため、サーバサイドの仕組みはあらかじめ準備していました。朝日新聞社の記事データも取り込んでおり、検索や記事一覧をJSONフォーマットで取り出せるようになっています。また、各チームのアイディアの中で出たデータをストアする仕組みや認証なども用意しています。
hifiveを使おう
さてここまで来て大きな問題になるかと思われたのが思いのほか参加者にプログラミング経験者が少なかったことです。サーバサイドのプログラミング言語は経験があってもJavaScriptは経験がないという方もいます。そのような状況の中、開発がスムーズにいくのかが鍵だったのですが、適切なサポートとhifiveのデバッグ機能によってハマってしまう機会は多くありませんでした。
もちろん学生の皆さんが優秀で吸収力に優れていたこともありますが、初心者であっても経験があるメンバーがサポートすれば開発は十分に進められるのがhifiveの強みと言えます。
時間切れ、そして発表

本日の予定は18時までであり、17時まで開発を行った後、17時半から発表の予定となっていました。各チームとも思っていた機能がすべて実装できたとは言いがたい様子です。とはいえ見栄えを整え、17時半からは立派な発表となりました。
Sakuraiチームはニュース記事を読むことでステータスをアップし、他のキャラクターをバトルするゲームを開発していました。一つのジャンルに特化することはもちろん、バランスよくニュースを読むことでキャラクターをパワーアップさせることもできます。
Sushizチームはニュース記事を読んだり、記事を題材にした討論を交わすことで得られるポイントを仮想街の建物や土地購入に充てるという育成ゲームを考えました。配信が終わったニュース記事は友人の街へいって読むことができるなどソーシャル要素も入っています。
各自の感想
やはり限られた時間の中で自分のアイディアをすべて発揮するのは難しかったようです。しかし皆さんの感想の中にプログラミングを覚えたいという言葉が入っていたのがとても印象的でした。プログラミングを覚えることで自分のアイディアを実現できる嬉しさ、苦労して作ったものが実際に思ったように動いたときの喜びはとても大きかったのではないでしょうか。
作成した作品はHTML5 Japan Cupにそのまま応募し、賞を獲得にいたるのは難しいかもしれません。幸い、応募リミットまではまだ半月あります。このペースで開発できればもしかするとすごい作品になるかも知れません!
皆さん、お疲れさまでした!
コメントは受け付けていません。