Web Fontを徹底活用するための配信Webサービスまとめ
HTML5/CSS3から利用できるようになったWeb Font。画像を使わずに格好いいロゴ表示を行ったり、可読性の高いテキスト表示を可能にします。しかしフォントを公開してしまうことに対して従来のライセンスの考えや、帯域(ネットワークスピード)の問題も出ています。
そこでWeb Fontをもっと活用すべく、Web Fontのホスティングを行っているサービスを紹介します。これらのサービスを活用すればこれまでとは全く違うデザイン、Webサイト構築が実現するはずです。
FONTPLUS

700を越えるフォントを日本語フォントを扱っています。Webページ内の文章を自動で解析し、使われている文字だけを抽出してWeb Fontにするので、配信フォントのサイズを大幅に軽減できます。PVまたはドメインごとの料金体系となっています。
タイプスクウェア

450フォントが利用できます。モリサワフォントもあります。月1万PVまでは無料、25万PV/月であっても2,000円/月となっています。
アマナイメージズ

330以上のフォントが利用できます。無料でも23書体が利用できます。または月額540円/フォントで利用もできます。
M+ OUTLINE FONTS

M+ OUTLINE FONTSが無料で使えます。ただし通信速度などの保証はありませんのでご注意ください。
日本語Webフォントサービス

月額3,066円で316のフォントが使えます。丸明フォントが提供されています。
日本語Webフォントサービス | 316のデザインフォントが月額3,066円(税込)で手軽に使えます
デコもじ

英和合わせて約600フォントが利用できます。個人、法人向けにそれぞれ有料プランが用意されています(トライアルあり)。
デコもじ|ウェブフォントで、ホームページが、ブログが、もっと楽しくなる♪
もじでぱ

無料のフォントのみ配布しています。ビジネスレベルの高品質なフォントではないかも知れませんが、個性的なフォントが数多く登録されています。
もじでぱ|ウェブフォントでブログ&ホームページの文字(フォント)を自由に変更して楽しもう♪
Web Fonts

一部日本語のフォントも登録されています。英語Web Font配信サービスとしては最大規模ではないでしょうか。
Realtype Project

フォントをWebブラウザ上にキャッシュさせず、かつ使われている文字だけに限定したフォントを生成することでフォントベンダーが安心してフォントを提供できる仕組みを提供しています。
Textar Font

アスキーアートを奇麗に表示するJavaScriptタグおよびWeb Fontを配布しています。
Textar Font – アスキーアート対応ウェブフォント
Google Fonts

英文フォントを中心に638フォントが公開されているGoogleのサービスです。無料で利用できます。
Web Fontを使うメリットとしては、テキストの可読性向上、テキストベースになることによるSEO効果が考えられます。最近ではアイコンフォントとしてWeb Fontの文字を使ってアイコン表示を行うといった試みも増えています。
問題は帯域で、特に日本語フォントは文字数が多いのが難点でした。今回紹介したような配信サービスではHTMLページ上で使われている文字(特に漢字)を特定することでフォントを動的に生成し、配信サイズを軽減しています。こうした工夫を自分たちで作り込むのは困難なので外部サービスを使うメリットが多いにあると思われます。
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