Webアクセシビリティを高めるためのライブラリまとめ
インターネットが幅広く普及してきたことによって、あらゆる人たちに対して等しく情報が提供できなければなりません。政府、自治体系であればユニバーサルデザインが求められるようになっており、Webサイトにおいても多くのデバイスに対して見やすく、正しく情報が届けられるような機能、デザイン性が求められています。
今回はそんなWebアクセシビリティを高めるために使えるライブラリを紹介します。
tota11y – an accessibility visualization toolkit
ブックマークレットとして提供されており、実行するとメニューが表示されます。そしてヘッダー情報であったり、リンクテキスト、画像のaltなどの一見すると見られない情報が表に出てきます。
Hurtak/toggle-css-bookmarklet: Toggle css with one click
スタイルシートの有効、無効を切り替えられるブックマークレットです。HTML構造だけが表示されますのでスクリーンリーダーであったり、適切な情報配信といった意味において適切な情報構成かどうかが確認できます。
jaz303/ColorScope.js: Javascript bookmarklet for live, on-page simulation of various forms of color-blindness
色覚異常を再現するブックマークレットです。実行すると色彩を大きく変えることができます。その結果、赤が認識できない場合であったり、色味をなくした時の表示が適切であるか判断できます。
HTML_CodeSniffer
アクセシビリティ仕様WCAGに合わせてHTMLが組まれているかどうかをチェックできます。エラーについては修正を行い、ウォーニングは改善を行っていくことでアクセシビリティの高いサイトに仕上げることができます。
RightWebPage download | SourceForge.net
RightWebPageはWebページの適正さをチェックするソフトウェアですが、その中にアクセシビリティがあります。一つのWebページの他、リンクを辿ってサイト全体をチェックすることもできます。
いかがでしょうか。ツールとしてはブックマークレットが多いようです。その分、インストールも不要で任意のサイトでWebアクセシビリティがチェックできるのが利点でしょう。ぜひ自社サイトやクライアントのサイトで試してみてください。
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