JavaScriptの有名なコーディングスタンダードまとめ
JavaScriptが広く使われていく中でコーディングスタンダードが重要になってきます。一定の基準に基づいて記述していくことで全体の品質を担保できるようになっていきます。
今回は各社、各JavaScriptプロジェクトがリリースしているコーディングスタンダードについてまとめました。
airbnb/javascript: JavaScript Style Guide
民泊サービスで知られるAirbnbの作っているコーディングスタンダードです。ESLintで候補として表示されるほど標準的なコーディングスタンダードとして知られています。
airbnb/javascript: JavaScript Style Guide
Dojo Style Guide — The Dojo Toolkit – Reference Guide
JavaScriptのフレームワークであるDojoの提供しているコーディングスタンダードです。
Dojo Style Guide — The Dojo Toolkit – Reference Guide
Google JavaScript Style Guide 和訳 — Google JavaScript Style Guide 和訳
GoogleもESLintの標準で候補として表示されます。GoogleはAngularやGWTなど多数のJavaScriptライブラリを開発しています(AngularはTypeScriptベースですが)。その知見を得るためにも使ってみると良さそうです。
Google JavaScript Style Guide 和訳 — Google JavaScript Style Guide 和訳
JavaScript Standard Style
専用のLintツールとも合わせて提供されているスタイルガイドです。セミコロンは不要としていたり、インデントはスペース2つ、キーワードの後はスペースを付けるなどルールが明確にまとまっています。
JavaScript Style Guide | Contribute to jQuery
jQueryのコーディングスタンダードです。歴史の長いライブラリだけに、その品質を一定化するためにコーディングスタンダードがまとまっています。長期的にJavaScriptをメンテナンスしていくためにも参考にすべきではないでしょうか。
JavaScript Style Guide | Contribute to jQuery
Mozilla コーディングスタイルガイド – Mozilla | MDN
Mozillaの提供するコーディングスタンダードです。なお、これはJavaScriptだけでなくCやPythonなど他の言語を記述する際の規定も含まれています。Mozillaのコードにコントリビュートする上での規約と言えます。
Mozilla コーディングスタイルガイド – Mozilla | MDN
felixge/node-style-guide: A guide for styling your node.js / JavaScript code. Fork & adjust to your taste.
Node.jsのコーディングスタンダードです。正しいコードと間違った書き方がまとまっており、どう書くべきかが分かりやすくなっています。定数の書き方なども指定されているので他の人が見たときにも分かりやすいコードになるでしょう。
有名なところとしてはAirbnb、Google、jQueryになるかと思います。こうしたコーディングスタンダードを自社でまとめると理由付けなどが大変なところもあり、他社のものをベースにしながら自社のオリジナルを出していくのが良いかと思います。
特にESLintなどのLintツールに対応した形でコーディングスタンダードがまとめられると使いやすくなるでしょう。単純な明文化より、チェックするツールと連携しているのが大事です。
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