Web/HTML5勉強会 in 横浜を開催しました
11月20日、横浜のアトラシアン社にてWeb/HTML5勉強会 in 横浜を開催しました。横浜界隈でHTML5やインターネットサービスにコミットしている各社が揃い、その取り組みを発表するものです。今回は以下の4社に登壇いただきました(発表順)。
今日から始めるVISUAL TESTING FOR HTML5 by 新日鉄住金ソリューションズhifiveチーム
hifiveチームの石川はビジュアルテスティングや、その周辺サービスなどについて発表しました。ビジュアルテスティングは画面のスクリーンショットを使って、正しいとした結果と差異があるかどうかでテストの成否を決めるものです。完全一致のみ、その差異の率を指定するもの、さらに一部を除外などといった検出法があります。
周辺ツールも増えており、クラウドサービスも登場しています。自社でシステムを立ち上げて自由度高くビジュアルテスティングを行うことも、クラウドサービスで素早く導入することもできるようになっています。
エンタープライズでのチーム開発環境の秘訣 by アトラシアン
アトラシアンの長沢さんからは大規模プロジェクトにおける情報HUBの重要性が紹介されました。アトラシアンの各種サービスはカンバンを中心に情報が集まるようになっています。ドキュメントからタスクを起こし、ソースコードのコミットやデプロイによって自動的にステータスが変わるようになっています。
メールやチャットなど様々なコミュニケーションツールがある中で、情報HUBによって一元管理されるのが必須になっています。かつ、各システムが自動連携することによって何度も繰り返し入力する手間が省けたり、更新洩れが防げるようになります。
HTML5とIoT by カヤック
カヤックの君塚さんからはカヤック社でのIoT事例の紹介がありました。IoT案件では動作するブラウザが限られたり、カヤック社の案件ではキャンペーン系の短い期間度動作すればいいものが多いため、先進的な機能を積極的に取り入れられているそうです。
プレゼンではスマートフォンを動かすことでサーボモーターが動くデモが紹介されていました。PCとArduinoを連携させ、HTML5で受け取ったスマートフォンの動きをArduinoに伝えています。モノが動くというのはインパクトが強く、参加者の目を引いていました。
継続する自動テスト by ヒューマンクレスト
ヒューマンクレスト社の浅黄さんからはデバイステストについて紹介がありました。ブラウザのテストは自動化が進められていますが、スマートフォンデバイスにおいては実機が必要なのが現状で、社内に百台以上のデバイスが並べられているそうです。
ブラウザレベルのUIに関係するテストは作成、運用コストが高いテストであり、網羅的に行うのは難しいと言います。ユニットテストなどをきちんと作り込んだ上で、必要な部分に対してのみ適用することで効率的なテスト運用が実現できるとのことです。
この後、参加者の皆さん交えて懇親会が行われました。今回は初回ということもあり、手探り感の強かったイベントでしたが、参加者は様々なナレッジが吸収できたと好評いただきました。横浜開催となると、会社帰りの参加が可能になります。興味がある方は hifive の connpassにてグループ参加しておいてもらえると、新しいイベント開催時にメールが送信されます。今後も繰り返し開催していきますので、ぜひご参加ください。
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