Webブラウザ上でディープラーニングを体験できるライブラリまとめ
ディープラーニングというと計算量が多く、GPUを使って動作するイメージがあります。WebブラウザにはWebGPLがあり、そこではGPUが使えます。それもあって、Webブラウザ上で使えるディープラーニングライブラリが増えてきました。今回はそれらをまとめて紹介します。
TensorFlow.js
Googleの開発するTensorFlowをWebブラウザ上で実行できるようにしたライブラリです。TensorFlowで作られたモデルを動かすこともできます。
sukiyaki
東京大学内で開発されているディープラーニングライブラリです。サンプルとして手書き認識のデモが公開されています。
mil-tokyo/sukiyaki: Deep Learning Library for JavaScript
Keras.js
KerasのモデルをWebブラウザ上で動かせるようにしたライブラリです。
Keras.js – Run Keras models in the browser
Synaptic
SynapticはJavaScript向けのディープラーニングライブラリで、Node.jsで学習させてWebブラウザ上で利用すると言ったことができます。
cazala/synaptic: architecture-free neural network library for node.js and the browser
WebDNN
Tensorflow、Chainerなどに対応したディープラーニングライブラリです。Keras.jsよりも高速に動作するとしています。
ml5js
TensorFlow.jsをラッピングして、より手軽に使いやすくしたライブラリです。芸術家や学生、クリエイティブな人たちを対象としており、プログラミング能力をそれほど必要とせずに使えるようです。
ml5js · Friendly Machine Learning For The Web.
Webブラウザ上で学習して実行するというのはあまり現実的ではないでしょう。TensorFlowなどであらかじめ学習しておき、そのモデルを利用するのが理想的です。モデルデータがあまり大きいのもまた現実的ではないので、リソースを使いすぎずに使える範囲での利用が求められるでしょう。
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