データのビジュアル化に役立つヒートマップライブラリまとめ
データをビジュアル化することで単純な一覧では見えてこなかったトレンド、他のデータとの相関が分かってくることがあります。特にWebではデータのビジュアル化が弱いとされているだけに、Webシステムではグラフ化、ビジュアル化が大事な要素になります。
そこで今回はビジュアル化の中でも若干特殊と言えるヒートマップ表示をサポートするライブラリを紹介します。
heatmap.js

毎秒50万のデータポイントを描画できるというパフォーマンスの高さが売りのライブラリです。フレーム辺り10,000ポイントも問題ありません。描画はWebGLを使って行います。
High Performance JS heatmaps – Codeflow
HeatCanvas

Googleマップ、OpenStreetMap上に重ね合わせて表示もできるヒートマップライブラリです。データはX/Yで追加していく形になっています。
heatmap.js

高速、4万以上のデータポイントのサポートが特徴です。地図上へのマッピングも行えます。データは強度を合わせて、X/Yと値の3つを渡すようになっています。
heatmap.js | Dynamic Heatmaps for the Web
Maplace.js

Googleマップを扱うライブラリですが、その一機能としてヒートマップを提供しています。heatmapオプションを有効にするだけで利用できる手軽さが便利です。
Maplace.js – A Google Maps javascript plugin for jQuery.
gheat

Googleマップにヒートマップ機能を追加します。既に様々なWebサイトで実用されているようです。
gheat – heatmaps for Google Maps – Google Project Hosting
いかがでしたか。ポイントになるデータが膨大である分、その処理速度を考えるとWebGLを使って描画するライブラリが多いようです。また、特に親和性が高いのは地図になっているようです。
とは言えWebサイトの訪問者がクリックする場所、ゲームのクリック、視線のデータを集積することによるユーザビリティ解析などヒートマップは様々な場面で利用できるはずです。それだけにライブラリの存在を知っておくと役立つ場面が多そうです。
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